“鉄鎚”ベレガール作成

グリム・バーロックソンと同じく、新版で追加となった、”鉄槌”ベレガールです。
王族の末裔にして、カラク=エイトピークの新王として名乗りを上げ、今も、彼の地ですべての城砦を取り戻すべく奮戦している、戦王です。
能力値は、通常のロードよりも接が高いぐらいですが、攻撃回数を倍にすることが出来るなど、結構強力な能力も持っています。

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”鉄鎚”ベレガールは、憎悪と憤怒に彩られた、苦々しい遺産を受け継ぐ者である。
それは、彼が、アングランド氏族の長にして、奪われた、カラク=エイトピーク最後の王ルゥンの直系の子孫であるからに他ならない。
彼ら一族は、カラザ=カラクに次ぐと謳われた大都を奪われ、家と名誉を失い、エイトピークから遠く離れた地で暮らす事を余儀なくされた。
しかし、復讐を忘れる事はなく、多くの者は、かつての栄光を取り戻す為の行動を行っていた。
復讐を成せず、苦渋にまみれた月日が流れるなか、ベレガールは成人となった日、全てを取り戻すことを宣言し、立ち上がったのである。

その日から、ベレガールは、全てをカラク=エイトピーク奪還の為に費やした。
3回の奪還作戦の失敗と十数年の月日を費やして、古き氏族の者達を招集し、他の城砦から援軍を募ったベレガールは、その軍を率いて、伝説の谷を抜け、彼らを占拠された中央砦まで導くことに成功した。
そこで、ベレガールは、自らを新王と名乗りを上げ、カラク=エイトピークでもっとも守りの堅い場所に、軍を野営させたのである。
無限とも思える、圧倒的な数の敵に取り囲まれながらも、彼は、挑発的にその場に留まり、血みどろの戦いを繰り広げた。
同時に、城砦の深部への探索も進め、失われし先祖の宝物の奪還も果たしていったのであった。

ドワーフ達のカラク=エイトピークでの戦いは、オーク、ゴブリン、スケイブンといった、宿敵との戦いであった。
スケイブンの悪名高き将軍、”首狩り”カーク。
自らをエイトピークの主と自称する、ナイトゴブリンのウォーロード、スカースニック。
この、因縁浅からぬ敵によって、戦いは、より熾烈で過酷なものとなっていったが、ベレガールは、その悪意に満ちた作戦をいなし、全ての謀略を阻止することに成功していったのである。

やがて、ベレガールは、アンダーグラウンドでの戦いの達人としての地位を確立していった。
彼の采配で、敵は打ち負かされ、待ち伏せは看破され、進入経路はすべて塞がれていった。
それでも、ベレガールは、後陣に座して満足することはせず、積極的に探索を続け、いくつかの祖先の霊廟を発見していった。
その霊廟で、彼は、敵によって粉砕されてしまった祖先の墓石の中から、ルーンの刻まれた石を集め、「誓いの石」とすることにしたのである。

ドワーフ達は、口々に言う。
彼の戦士としての技量は、スレイヤーキングのそれに負けずとも劣らず、ベレガールが必要とあらば、いつでも、父祖の復讐の力をその身にまとう事が出来ると。
そして、ベレガールは誓うのである。
父祖の為…そして、自身の為、カラク=エイトピークのすべてを取り戻すそのときまで、その憤怒と勝利が尽きることはないと。

ベレガールの制作時間は、約半日。実作業時間は、4時間ぐらい?
宝飾が多く、金の重ね塗りで時間を喰った感じですが、こちらも、結構すんなりと作ることが出来ました。

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