異世界の詩

見習い詩人のエオルゼア冒険記ブログ

カストルム・メリディアヌム突入前夜

「ようこそ、フォルトゥーナ隊⻑! このキャンプ・ブルーフォグでは現在、決戦に向けての準備を進めております」

敵将リットアティンを討ち取り、マーチ・オブ・アルコンズの第1段階を成功させた私は、次の任地に向けて移動をしていた。
その途中、立ち寄ったキャンプ・ブルーフォグ、そして青燐精製所で、初めての大規模作戦に気後れしている同盟軍兵士達を、鼓舞して回ったりしていたのだった。

 

「エオルゼア同盟軍の精兵たちよ、不滅隊局⻑ラウバーン・アルディンである!」

そして、準備の整った同盟軍は、カストルム・メリディアヌムの正門前に集っていた。
周囲の帝国兵を排除したとはいうものの、大胆にも敵陣の目と鼻の先で演説を行うのは、帝国を挑発する意味もあるのだろう。
ラウバーン局長の声は、目の前にいる同盟軍はもとより、壁の向こう側にまで響き渡るかのようだった。

「東ラノシアのカストルム・オクシンデス、およびロータノ海上のカスッテルム・マリヌム、双方を封鎖したと黑渦団より連絡があった!」

ラウバーン局長の言葉に、俄かに盛り上がる同盟軍。
無事、マーチ・オブ・アルコンズの第2段階を成功させたことで、作戦は、第3段階へと移行することになる。
すなわち、カヌ・エ様率いる双蛇党による、カストルム・セントリからの輸送路の封鎖と、同盟軍本隊によるカストルム・メリディアヌムへの突撃。

そして私達、冒険者部隊は、同盟軍本隊と帝国第XIV軍団の主力部隊が戦っている喧騒に紛れて、カストルム・メリディアヌム内部へと侵入する事になっている。

 

「暁の血盟盟主、ミンフィリアです」

ラウバーン局長の演説に続いて、ミンフィリアさんが前に進み出た。
ミンフィリアさんは、この戦いを壁と表現し、壁は必ず乗り越えて行けると演説していた。
たぶん、ミンフィリアさん自身、「壁を超える力」を持つ身だからこそ、この話をしたのだろうと思う。

 

「ここに居るイーディスは、これまで幾多の壁を超えてきた! 自らの行動で壁を超え、我々に道を示してきた! 次は、我々が道を造る番だ! 無事にイーディスを、アルテマウェポンのもとに送り出すために!」

ミンフィリアさんに続いて、アルフィノくんが前に進み出て、私を指示しながら声を上げた。
その言葉に呼応するように、周囲の視線が私に集まるのを感じた。

……なんか、注目されることで、逆に緊張してきちゃったんだけど……。

 

 

「この大地を、ガレマール帝国の……ガイウスの好きにさせるな! エオルゼアの未来は、我々で守る! 全軍、突撃ッ!! クリスタルの導きあれッ!」

全ての演説が終わり、ラウバーン局長が再び前に進み出て、豪声を上げた。
その声を受けて、全員が、各々の作法で、敬礼を返す。

「「クリスタルの導きあれッ!」」

全員の上げた声と共に、いよいよ、マーチ・オブ・アルコンズの第3段階が開始されたのだった。

Leave a Reply

Your email address will not be published.

You may use these HTML tags and attributes: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

*

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。