異世界の詩

見習い詩人のエオルゼア冒険記ブログ

リテイナー

「はい。リテイナーのご利用ですね。こちらになります」

その日、私は、グリダニアのマーケットで、リテイナーの登録申し込みをしていた。
ちょっと前に、ミンフィリアさんが、手配してくれていたんだけど、なんかいろいろとバタバタしていて、今まで利用し損ねていたのだ。

軽く、どんな人が良いかなどのアンケートに答えると、受付の人が、名簿をパラパラと捲りながら条件にあった人を探してくれている。

「あ、この方など如何でしょう?」

そういって、示してくれた名簿には、ふわっとした可愛さをもつ、アウラの女の人が載っていた。
正直、リテイナーさんに求めるべき能力とかは、私にはよく解らないけれど、この人ならお友達になれそう。

そう思った私は、その人でお願いする旨を、受付の人に伝えた。

 

「こんにちわ~。はじめまして~」

ベニェさんと名乗ったその人は、ふわふわの透き通るような金髪と白い肌の、イメージ通りのふわっとした美人さんだった。
ちょっと鼻がかったゆっくりとした話し方なのも、ふわふわ感を助長させている。

彼女には、冒険の中で手に入れたアイテムなどを、マーケットに出品管理してもらおうと思っている。
近いうちに、木工を始めようかとも思っているから、そっちの素材関係の管理なんかもお願いできればとも思う。

「これから、宜しくお願いします! ベニェさん!」
「はい~。よろしくお願いします~」

あぁ…。この、彼女の、このふわふわ感。
何だか妙に癒される感じがしていいなー(*´ω`*)

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