異世界の詩

見習い詩人のエオルゼア冒険記ブログ

星芒祭(ウルダハ編)

『よし、ケーキもプレゼントも用意できた!』

 

『いけない! 待ち合わせに遅れちゃう!』

 

タッタッタッタッ…。

 

『わぁい! プレゼント貰った〜!』
『僕も、貰ったよ〜!』
『早く帰って、開けて見ようよ!』

 

『時間ギリギリ…急がなくちゃ!』

 

ドン!

『キャッ!?』

 

 

 

『今日は、彼女と待ち合わせなんだ!』
『おお、良いな!』
『がんばれよ!』

 

『このプレゼンント喜んでくれるかなぁ…そうだ。ケーキも買って行こう』

 

『これで準備万端! 早く会いたいなぁ』

 

『見て。あの子も、誰かと待ち合わせかしら』
『そうかもね。とても幸せそうだ』

 

『もう、待ち合わせ場所に来てるかなぁ…?』

 

 

 

『ケーキが……どうしよう……』
『もう、待ち合わせまで時間がないのに…』

 

 

 

『あ、きたきた。……? どうしたんだろう。何か、様子が変だな』

 

『ゴメンなさい。ケーキを用意して来たんだけど…途中で落としちゃって……』
『そっか…それは、残念だったね…。でも、君にケガがなくて良かった』
『………』

 

『実は、僕もケーキを用意してあったんだ。君のケーキが食べられないのは残念だけど、今夜は、2人でこのケーキを食べよう?』
『!! 』

 

『『メリー・スターライト!』』

 

 

 


なぁんて。
ウルダハに飾り付けられていた、小さなスノーマンの物語を夢想したりしてみた夜なのでした。

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