『よし、ケーキもプレゼントも用意できた!』
『いけない! 待ち合わせに遅れちゃう!』
タッタッタッタッ…。
『わぁい! プレゼント貰った〜!』
『僕も、貰ったよ〜!』
『早く帰って、開けて見ようよ!』
『時間ギリギリ…急がなくちゃ!』
ドン!
『キャッ!?』
『今日は、彼女と待ち合わせなんだ!』
『おお、良いな!』
『がんばれよ!』
『このプレゼンント喜んでくれるかなぁ…そうだ。ケーキも買って行こう』
『これで準備万端! 早く会いたいなぁ』
『見て。あの子も、誰かと待ち合わせかしら』
『そうかもね。とても幸せそうだ』
『もう、待ち合わせ場所に来てるかなぁ…?』
『ケーキが……どうしよう……』
『もう、待ち合わせまで時間がないのに…』
『あ、きたきた。……? どうしたんだろう。何か、様子が変だな』
『ゴメンなさい。ケーキを用意して来たんだけど…途中で落としちゃって……』
『そっか…それは、残念だったね…。でも、君にケガがなくて良かった』
『………』
『実は、僕もケーキを用意してあったんだ。君のケーキが食べられないのは残念だけど、今夜は、2人でこのケーキを食べよう?』
『!! 』
『『メリー・スターライト!』』