異世界の詩

見習い詩人のエオルゼア冒険記ブログ

初めてのカジノ

「……え……なに……あれ……」

ウルダハで、ひょんな事からカジノの招待券を手に入れた私は、興味本位で、そのカジノ行の飛空艇に乗り込んだ。
飛空艇に乗って半刻、見渡す限り砂の山しかないザゴリー砂漠に見えてきたのは…巨大なサボテン? だった。

「ここが…ゴールドソーサー…」

巨大なサボテンの中に降り立った飛行艇から下船すると、そこは、チカチカと、目を眩ませんばかりの光に溢れ、常に軽快な音楽と、そこかしこから人々の笑い声が聞こえてくる場所だった。
一歩踏み出してみれば、そこに敷き詰められている絨毯は、ウルダハの政庁層にあるものと、比べても引けを取らないぐらい上質なものなのが判る。

「至福の遊技場「マンダヴィル・ゴールドソーサー」……。通称「ゴールドソーサー」へようこそ!」

飛空艇を降り立った私を、案内係らしき人が出迎える。
軽く話を聞いてみると、このまま通路を進んだ先に、お客様案内窓口があるらしいので、とりあえず、そこへ向かうことにした。

それにしても、凄い。
通路はもとより、屋内のあらゆるところが魔光灯で隈なく照らされ、金銀や色ガラスをあしらった意匠が、それを煌びやかに反射している。
カジノといえば、暗く、犯罪の匂いがするイメージがあるんだけど、ここは全然そんな感じはしない。
むしろ、子供の姿もあちこちで見かけるし、年齢関係なく、みんなで楽しんでいる感じがする。

なんだか、昔読んだ、絵本の中の夢の国のよう。

ffxiv_20161127_140618

メインカウンターに着いたわたしは、案内係さんに説明を受け、カジノのなかを見て回ることにした。

中はとても広く、5つのエリアに分かれていて、それぞれ、テーマが違っているみたい。
そのうち3つのエリアでは、たまにイベントが行われていて、沢山の人が一緒になって遊んでいる。
イベント以外にも、沢山のミニゲームを遊べる機械が設置されていて、いつでもだれでも簡単に遊べるようになっていて、私も、お試しで貰ったコインで遊んでみたりした。

ffxiv_20161127_140857

そうこうしているうちに、すっかりここの雰囲気に魅了された私は、時間も忘れて遊びまわってしまった。

「お楽しみ頂けていますか、お客様」
その時、褐色の肌のヒューランさんに声をかけられた。
聞くと、このカジノ、マンダヴィル・ゴールドソーサーの副支配人さんだそうだ。

「お客様は、その服装から察するに、冒険者でいらっしゃいますね」

私が冒険者であると見抜いた副支配人さんは、そう言うと、このカジノの生い立ちを話してくれた。
なんでも、このカジノは、帝国に占領されているアラミゴからの流民や、第七霊災で故郷を失った霊災難民を受け入れ、働き口として用意するために設立されたのだそう。

確かに私も、親書を届けるために各国を巡った際、至る所で、霊災難民などの問題を目の当たりにしてきた。
特に、ウルダハは、交易都市という面から、富を求める難民が多く集まるみたいで、リムサ・ロミンサやグリダニアよりも、その問題は深刻であったように思う。

その話を聞いて、改めて周囲を見回して、従業員の人達の様子を見て気が付いた。
誰一人として不満や怒りを浮かべた顔をしていない。
むしろ、誇りに満ちた感じで、仕事に従事していた。

なるほど、ここは、客だけではなく、従業員も含めた、全員が幸せになれるカジノなのだ。
いつか、この素晴らしいところを作った支配人さんにもお会いして、直接、話を聞いてみたいなと思うのだった。

ffxiv_20161127_141451

 

Leave a Reply

Your email address will not be published.

You may use these HTML tags and attributes: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。